大根は部位によって使い分けましょう!

冬に向けて甘みが増す大根、美味しい季節になってきました。大根の部位ごとの特徴や、適した料理をご紹介!大根は上部のほうが甘く下にいくほど辛味が強くなる、部位によって味が変わる野菜です。調理法に応じて、適切な部位を選びましょう。

上部……水分が多く甘味が強い。大根おろしやサラダに。
中部……やわらかく甘味と辛味のバランスがよい。おでんや煮物に。
下部……水分が少なく辛味が強い。漬物やみそ汁、辛めの大根おろしに。

葉に近く辛味の少ない部位は、サラダや野菜スティック、大根おろしなど生で食べるのが一押しです。ドレッシングとなじませれば、より辛味が和らぎますよ。ただ、比較的硬い部位でもあるので、サラダにするなら千切りや薄切りにするなどの工夫が必要です。さらに辛味を少なくしたい場合は、水にひたしたり、ドレッシングで和えて冷蔵庫でひと晩おいたりすると、味わいがまろやかになりますよ。

大根の中間部分は、加熱するとやわらかくなり味も染み込みやすいので、煮物やおでん、鍋などの煮込み料理に適しています。ぶり大根や鍋に。また、辛味が少ないため、みずみずしいゆず大根を作るのにもぴったりですよ。

大根の先端は、土の中でどんどん成長していく部分。そのため、虫に食われないよう辛味が強く、筋っぽいという特徴があります。大根の辛味が気になりにくい汁物や漬物によく合います。みそ汁や豚汁の具材に使うのは、昔から定番の使い方ですよね。

葉の部分は、ふりかけや漬物に向いています。茹でて刻んで、菜飯にしてもおいしいですよ。ふりかけは、ちりめんじゃこや桜えび、油揚げなどと炒めて甘辛く味付けすると絶品。そのほかに、みそ汁の具材や煮物の彩りにも使えるので、ぜひいろいろな料理に活用してください。

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